着物には様々な種類がありますが、その一つに「大島紬」と言われるものがあります。
着物が好きな方にとって本場大島紬は一度は着てみたいと憧れるものではないでしょうか。
大島紬の基本情報から、売る際に気をつけたい点までご紹介します。

大島紬とは?

大島紬
大島紬とは、鹿児島県奄美大島の特産品の絹織物です。絹100%であること、手染めした絹を手織りした平織りであることが特徴として挙げられます。フランスのゴブラン織り・ペルシャ絨毯と並ぶ世界3大織物と言われています。長い歴史を持ったもので起源は1800年ほど前までさかのぼることができます。奈良時代以前から鹿児島では、養蚕が行なわれ江戸時代初め入ると特に発展しました。

大島紬の主な種類

大島紬といっても染色方法によりいくつかに分類できます。

泥大島

泥大島テーチ木(車輪梅の木)で染色したあと、泥田につけ全体を染める泥染めにより作られた着物です。テーチ木と泥染めの染色を80回程度繰り返します。しっとりとした光沢を持つことが特徴です。

藍大島

鹿児島地方で作られていた藍色の大島。正藍染めの本場大島紬には「古代染色純植物染め」の証紙が付きます。

色大島

大島の伝統の染色方法をもとに化学染料も用いて作られています。多色づかいのもの、濃い色、中間色や淡い色のものなど様々な色があることが特徴です。

白大島

白泥染めという種類の泥染めを用いられて作られます。白泥は、島津藩のご用達であった白薩摩焼きに用いられる同じ白土を原料にしています。白がベースとなっているので爽やかな仕上がりの着物です。

大島紬が着物買取で高値になる理由

大島紬は作成に手間がかかり伝統工芸品であることから着物買取において高値で取引されます。特に本場の奄美大島で作られたものは、特別印がつけられ高額で取引されます。また、絣糸の本数で柄に違いが出ますが細かいものの方が手間がかかりますので高値が付きます。

合わせて査定してもらいたい大島紬の「証紙」

証紙とは産地を証明する「登録商標」です。それぞれの産地の手法を満たし厳しい検査に合格したものにつけられます。手織りで作られたもの機械織によるもの泥染めの基準を満たしたものなどいくつか種類があります。着物を売る際に本物であるかどうかの証になるので、証紙があるのとないのでは買取価格が大きく異なります。着物に仕立てる際に外されますが、戻されているはずですので一緒に査定に出すようにしましょう。

査定の前に知っておきたい!大島紬の「買取相場」

大島紬の買取相場は、約30,000円程となっています。高いものでは数十万の価値が付くものもあります。保存状態や証紙により左右されますので一概に言えません。着物の専門知識を持った人に査定してもらうようにしましょう。買取例を挙げますと、希少な大島紬で84,000円、証紙付きの古い着物で50,000円などです。

「大島紬」はランクに応じて買取価格が決定される

着物生地
先述のように大島紬にも種類が様々あり、それに応じて買取価格も異なります。生地の素材で正絹と呼ばれるものと本絹と呼ばれるものがあります。正絹は100%絹でできた素材で本絹は化学繊維が混じっていたり正絹をリサイクルしたものなどが含まれます。正絹の方が高値で取引されます。また、「本場大島紬」と呼ばれる奄美大島で生産されたものも高値が付くものの一種です。

大島紬を高く売るために

高く売るためポイントは

  • 早く売りにだすこと
  • 証紙があること

の2点です!!

着物買取の基本として保存状態が良いものは高値で買取してもらえます。着物は保存が難しく劣化してしまうので売りたいと考えているならば早めに査定に出した方が良いでしょう。大島紬においてはやはり「証紙」がポイントになるでしょう。繰り返しになりますが、ある場合とない場合では価格が大きく異なりますので一緒に査定に出しましょう。