成人式や結婚式の場で着る華やかな振袖。しかし、一度着たきり長い間袖を通す機会がなくてしまい込んだまま、という方も多いかと思います。そんな中、中古の着物が外国人観光客や若い世代を中心に人気を集めているのをご存知ですか?
せっかく売るのであれば、思い入れのある振袖、きちんとした価格で買い取ってほしいですよね。事前に振袖の買取相場と売る前のチェックポイントを押さえて賢く売りましょう。

そもそも振袖とは…

現代で振袖といえば成人式や結婚式などの格式高い場で着用され、未婚女性の第一礼装として一般的ですが、本来は”若い女性”用の和服でした。もともと現在より短かった袖丈が、江戸時代の前期から江戸時代末期にかけて徐々に長くなり、現在の長さとなりました。なぜ袖が長くなっていったのかについては諸説ありますが、江戸時代に流行した舞踊を踊る際に身振りを美しく見せるためだというのが一説です。当時は必ずしも「未婚」の女性だけが着用できる衣服だとはみなされていませんでした。

現在、一般的に成人式に着用されるものは袖丈144cm前後の大振袖(本振袖)になります。ほかに「中振袖」(袖丈100cm前後)、「小振袖」(袖丈85cm前後)がありますが、格式ある柄付けならば大振袖と比べて格が落ちるわけではありません。江戸時代、関所を通る際は、未婚女性は振袖を着なければ通ることができませんでした。そこから振袖は未婚の女性が着るものだという現在の風習が生まれました。

振袖といえば成人式のほかに結婚式でもよくみられますが、花嫁がおはしょりを作らず裾を長く垂らしたままで着るスタイルを引き振袖といいます。引き振袖の中でも特に黒の引き振袖が格式高いとされていますが、最近は黒以外の色も人気になってきているようです。

買取額アップのポイントと買取相場

大切な振袖を高く売るために、大切なポイントを押さえておきましょう。

サイズの大きいもの

振袖の場合、サイズの大きいもののほうが仕立て直しが可能なため、身長の高い方が増えている現在では買取額は高くなります。

保存状態が良好であること

成人式で一度着ただけであれば、未使用品に近いとみなされるでしょう。
しかしシミ、汚れ、色落ち、におい、虫食いがあると価値が下がってしまいます。振袖は保存するのが難しくデリケートなものですので、着用後は目立った汚れがなくともクリーニングに出し、タンスや衣裳箱で保存しましょう。一年に一回は風通しの良い場所で陰干しをするなど普段から気を使うことが重要です。

流行の柄であること

振袖にも洋服と同じように流行があります。そのため比較的新しいもののほうが高く売れる傾向にあるので、売ろうか迷っている着物があるのであれば早めに売るのがお勧めです。また、古いものでも珍しい柄は値段が高くつきやすいです。

証紙、落款の有無

着物の価値を証明する上で重要なのが「証紙」と「落款(らっかん)」です。お持ちであれば合わせて査定してもらいましょう。ただし証紙をなくしてしまった場合や、落款が見当たらない場合でも、着物を専門に扱っている買取会社であれば証紙や落款がなくとも判別することができるため、きちんとした査定員にみてもらうことも重要となってきます。

  • 証紙…着物の産地や種類が記載された登録商標。
  • 落款…着物生地に捺された日時や記名、識語の印。落成款識(らくせいかんしき)の略語。

襦袢や帯とセットであること

襦袢や帯も持っているのであればできるだけ一緒に買い取ってもらいましょう。まとめて売る事で高く買ってもらえる可能性が高くなります。

振袖の買取相場はいくら?

では、実際どれほどの値段で振袖は買い取ってもらえるのでしょうか。

買取例

中古(状態良好) 10,000円~40,000円
未使用高級品 50,000円~60,000円
老舗呉服店仕立ての振袖 100,000~200,000円

上記の買取例は一例で、実際の値段は着物の状態によって左右されます。一度きちんした査定員に見てもらいましょう。

振袖を買取してくれるところはどこ?

振袖を売る方法は主に3つあります。ここではそれぞれの特徴をまとめてみました。

ネットオークション

最近は個人が利用できるオークションサイトも増えてきていますが、着物を売るのであれば、このようなサイトを利用する際には注意が必要です。下記にオークションサイトの利用方法や注意点についてまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

ネットオークション利用方法

  1. オークションサイトに登録する
  2. 商品の写真を撮影、商品情報を入力する
  3. 購入者が現れるのを待つ
  4. 落札者を決定する
  5. 商品を発送する
 

注意点

 

  • 購入者が現れるまで待たなければならない
  • 正当な価値を理解しないまま安く売ってしまう可能性がある
  • 登録料、手数料、送料などコストがかかる
  • 梱包の手間がかかる

リサイクルショップ

近所にあるリサイクルショップへの持ち込みは手軽な方法にも思われますが、高値で買い取ってもらいたいのであればあまりお勧めしません。着物に詳しい店員がいない限り、正当な価格で買い取ってもらえない可能性が高いです。まとめて数千円、数百円でしか買い取ってもらえなかった…なんてこともあるようですから注意したいですね。

着物買取専門業者

不要な着物を買い取ってもらう場合は着物買取専門店を利用するのがよいでしょう。着物買取専門店では着物の正当な価値を評価できる査定員が着物の価値を算定の査定員に見てもらって値段を査定してもらいます。値段交渉やキャンセルも可能なので自分の納得した値段で買い取ってもらえるでしょう。

着物買取業者の利用の流れ

着物買取業者の利用方法を簡単にまとめてみました!

手順1 着物買取業者をインターネットで見つける
手順2 お手持ちの着物の種類が買取対象になっているか確認する
手順3 電話で査定の依頼をする

着物買取業者にはいくつかパターンがあり、買取方法としては大きく出張買取・宅配買取・持込買取に分けられます。それぞれにメリット、デメリットがあるので自分に合った買取方法を選びましょう。

出張買取

出張買取とは、査定員が自宅にて着物の査定を行い、その場で買取を行う方法で、一番のメリットは着物をお店まで持っていくという手間がかからない点です。手数料や梱包の手間もなく、またその場で買い取ってもらえるので手軽に利用できます。また、査定額に納得のいかない場合はキャンセルすることもできます。

宅配買取

宅配買取ではインターネットや電話で申し込み、送られてきた専用のキットに梱包して発送します。業者からの査定後に連絡を受け取り、買い取り額に納得すれば口座に代金を振り込んでもらいます。自分の好きな時間に梱包して送るだけなので自宅にいる時間が短く、査定員に自宅で査定してもらうのが難しい方にとっては利用しやすいでしょう。しかし、現金化までに時間がかかる(場合によっては現金化までに2週間も!)というデメリットもあります。

持込買取

持込買取とは買取専門店に直接持ち込んで査定してもらう方法です。事前に電話をかけて予約を取っておくとスムーズに査定してもらえるでしょう。自分の都合の良い時間に行けるのがメリットです。査定の際には身分証明が必要なのでパスポートや健康保険証、免許証をあらかじめ用意しておきましょう。ただ、持ち込みの手間がかかり、大量に売りたい場合には負担がかかります。

まとめ

着物の価値は専門知識がないとなかなか判断できません。そこで買取方法にも様々な方法がありますが、目利きの査定員のいる専門の買取ショップに着物本来の価値で買い取ってもらうことをお勧めします。

バイセルでは見積もりから出張訪問、査定、キャンセルまで一切手数料がかからないうえに申し込みから最短30分で査定員が到着します。また、着物を主力商材として扱っている点も安心です。

振袖を売ろうか迷っている方は一度相談してみてはいかがでしょうか。