世界一緻密な織物ともいわれる紬。大変な時間と手間がかかっていて、絹ほどの派手さはないものの、その落ち着いた独特の味により着物通の間で人気が高いものとなっています。高級絹織物と言われる紬ですが、売りたい場合にはどのような点に気を付けたらよいのでしょうか。

紬ってどんな着物?

紬とは本繭の生糸から織られる絹織物とは異なり、「紬糸」と呼ばれる糸から織られる和服のことを指します。

紬糸はくず繭(穴が開くなどして生糸を引き出せない品質の繭)をいったん広げて真綿にした状態から、人の手でよりをかけながら紡がれるため、太さが均一でなく織った際に独特の節が出ます。

また、織りやすくするために糊を用いるため、仕上がりはパリッとしていて質感としてはごわつきがあります。

ですが、絹にはないぬくもりのある色合いと、時間とともに体になじんでいくのが粋だとツウの間では人気の高い着物です。また、紬の着物は合わせる小物によって雰囲気ががらりと変わるので、いろいろな着方を楽しめます。

紬ができるまでには数え切れないほどの工程があり、完成までに約半年から一年かかります。
多くの着物が後から染める「後染め」を用いるのに対し、紬の着物は「先染め」といって糸を先に染め、織る過程で柄を表現します。そのため後染めのような派手な柄は出せません。
また、基本的に手作業で織るため大量生産できず、値段は反物で数百万になるものもあります。

一口に紬といっても種類があり、地域に根差したさまざまな紬があります。特に結城紬、大島紬は有名で、この二つに牛首紬か上田紬、または塩沢紬を加えて日本三大紬と言われています。

「結城紬」

茨城県の結城市周辺のほか、栃木県の小山市から下野付近までがおもな生産地。
全工程が手作業で作られ、重要無形文化財に指定されている。絹の華やかさを抑え、渋みのある味わいと、生地のぬくもりが特徴。亀甲の柄には高度な技術が求められる。

「大島紬」

鹿児島 奄美大島の特産品。泥染めの技法が用いられている泥大島が代表的であり、色味は地味なものが多いが黒い光沢が魅力である。泥染めとは島で自生するテーチ木(車輪梅)を煮だした液で糸を染め、鉄分の多い泥に浸し、何度も繰り返して揉み込む染め方である。主に自然の草花をモチーフとした柄になっている。

紬は最近おしゃれ着としても注目を集めており、いろいろな場面にフィットします。

紬に適した場面

  • 浅草や金沢などの観光地で
  • ちょっと高級なお食事の場に
  • 展覧会や展示会
  • 美術館
  • 歌舞伎などのお芝居
  • コンサートや発表会
  • 観劇
  • ショッピング

しかし、紬はかつて野良仕事の作業着とされていたため、TPOとしては普段着にあたります。たとえ最高級のものでもフォーマルな場では着ることができませんので注意してください。

紬は高額買い取りも…!?

サイズが合わない、などの理由でしまいこんでいる紬があるのでしたら、思い切って売ってみてはいかがでしょうか。紬はさまざまな種類があり、買取額も幅広く数千円から数十万円と高額買取も期待できます。紬は店頭で着たり、おしゃれ着として着たり…と意外と着る機会が多いため需要があるんですね。

特に以下の種類の紬は比較的高値で買い取ってもらえます。

  • 結城紬
  • 大島紬
  • 塩沢紬
  • 上田紬
  • 牛首紬
  • 希少価値の高い人間国宝、有名作家のもの

では、実際どのくらいで買い取ってもらえるのでしょうか?以下買取価格の一例です。

牛首紬(証紙付き) 25,000円
大島紬 11,000円
大島紬(白泥染め) 20,000円
塩沢紬 22,000円

着物専門買取店がおすすめな理由

紬などの着物を売りたいのであれば、選択肢は大きくわけて、着物買取専門店、オークション、リサイクルショップがあります。

しかし、オークションでは売り手と買い手の双方に着物の知識がないと正当な値段での買取は難しいでしょう。また個人間での取引となるので、思っていた商品とイメージが違った、などのトラブルにも気を付けたいです。

リサイクルショップにもっていくという手もありますが、目利きの査定員がいるところはほとんどないため、価値を正確に評価してもらえず、二束三文の値段にしかならない場合が多いです。専門の査定員がいる着物買取専門店で見てもらったほうがよいでしょう。
そのため紬を売りたい際は着物買取専門店にもっていくのがいいでしょう。
特に紬は証紙がない限りその価値を見抜くのは難しいので、きちんとした査定員の方に見てもらって損をしないようにしたいですね。

着物の買い取りで気を付けるポイントは?

着物の値段は同じものでも状態によって買取価格が大きく異なってきます。

  • 仕立て直しのできるサイズのもの
  • 虫食いやシミがなく、保存状態が良好であるもの
  • 流行の柄であること
  • 証紙、落款の有無
  • 襦袢や帯とセットであること

証紙の必要性

証紙とは着物の産地や種類が記載された登録商標を指します。目利きの査定員であれば証紙がなくとも判断できますが、着物の査定額に直接かかわってくるので、できるだけ無くさないように保管しておきましょう。

きれいに保管するには?

紬は「三代先まで着る」と言われるほど丈夫な着物ですが、保存状態には十分注意しましょう。紬を折る際には糊が使われており、そのためカビが発生しやすくなっています。また、茶色や黒、紺などの濃い色のものが多く、カビが目立ちやすいです。

一度でも着用した際にはクリーニングに出し、少なくとも一年に一回は風通しの良い日陰で干すようにしましょう。

買い取りまでの流れは?

着物買取業者の利用方法を簡単にまとめてみました!

手順1 着物買取業者をインターネットで見つける
手順2 お手持ちの着物の種類が買い取り対象になっているか確認する
手順3 電話やWEBサイトで査定の依頼をする

着物買取業者の買取方法にはいくつかパターンがあり、大きく出張買取・宅配買取・持込買取の3つに分けられます。それぞれにメリット、デメリットがあるので自分に合った買取方法を選びましょう。

出張買取

出張買取とは、査定員が自宅にて着物の査定を行いその場で買取を行う方法で、一番のメリットは着物をお店まで持っていくという手間がかからない点です。手数料や梱包の手間もなく、またその場で買い取ってもらえるので手軽に利用できます。また、査定額に納得のいかない場合はキャンセルすることもできます。

宅配買取

宅配買取ではインターネットや電話で申し込み、送られてきた専用のキットに梱包して発送します。業者からの査定後に連絡を受け取り、買い取り額に納得すれば口座に代金を振り込んでもらいます。自分の好きな時間に梱包して送るだけなので自宅にいる時間が短く、査定員に自宅で査定してもらうのが難しい方にとっては利用しやすいでしょう。しかし、現金化までに時間がかかる(場合によっては現金化までに2週間も!)というデメリットもあります。

持込買取

持込買取とは買取専門店に直接持ち込んで査定してもらう方法です。事前に電話をかけて予約を取っておくとスムーズに査定してもらえるでしょう。自分の都合の良い時間に行けるのがメリットです。査定の際には身分証明が必要なのでパスポートや健康保険証、免許証をあらかじめ用意しておきましょう。ただ、持ち込みの手間がかかり、大量に売りたい場合には負担がかかります。

まとめ

伝統工芸品である紬の価値は専門知識がないと判断するのが難しいでしょう。そこで買い取り方法にも様々な方法がありますが、目利きの査定員のいる専門の買取ショップに着物本来の価値で買い取ってもらうことをお勧めします。

スピード買取.jpでは見積もりから出張訪問、査定、キャンセルまで一切手数料がかからないうえに申し込みから最短30分で査定員が到着します。また、着物を主力商材として扱っている点も安心です。

紬を売ろうか迷っている方は一度相談してみてはいかがでしょうか。